ビリー・ボリデイ Billie Holiday

Billie Holeday プロフィール写真

プロフィール写真としてなんら計算されていない虚ろな眼差し。背景の布地と被写体の距離感が当時のビリーを彷彿させる貴重な一枚のプロフィール写真である。モノクロ・フィルムをつかった写真はともすると作為的な演出効果が前面に露出し、写真その物の味わいが屈折しかねないリスクをはらんでいると筆者は常日頃感じているのであるが、この作品に関しては一切のそういった虚飾部分を感じないのは、彼女の生き様が作品を見る者の背景に先入観として滞在しているからではないだろうか。

ビリー・ホリデイ(レディ・デイとも呼称。Billie Holiday, 1915年4月7日 - 1959年7月17日)
合衆国のスウィング・ミュージック・ヴォーカリスト三大御三家(サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ)の一人として広く知られている。
多くのスウィング・ミュージック・ヴォーカリストのファンからは、「声質が美しくない」「スウィンギーでない」など悪評をとなえる人もいるが、筆者はその捉えかたに対して、貧困で低次元であると感じる。ビリーはもはやヴォーカリストの域を或いは超えており、一人の歴史的人物としてその肉声そのものが音楽というジャンルを超えた感動を生むものではないかと感じるほどである。以下に彼女の生涯を通して、アメリカ合衆国の様々な歴史的問題について触れてみた。

ビリーの生い立ち ・・・ 1915~1927年  1928~1930年  1935年~絶頂期  奇妙な果実



ビリー・ホリディー|プロフィール