パリで見つけた12の贈り物 フレドリカ・スタール
アンダーなとりとめのない背景を安易な被写界深度で描写し衣装も小道具もポージングもすべてが練られていない手抜き撮影に感じる。モデルは美人ではあるが別段画像としての存在価値は殆どなく、あくびのでそうな一枚のプロフィール写真である。しかし、中に収録されているサウンドは意表をつく出来栄えであり、このアンバランスは意図的につくったフレドリカの芸術的な表現なのでは、、、、、?。フレドリカはソングライターであり、すでにCD第一作がフランスと日本で三万枚もの売れ行きをしめしている。下記に掲載したアルバムは待望の第二作ということになる。収録された楽曲を聴き終えると薄っぺらいルックス重視のシンガーではなく、総合的なミュージシャンとして大きなスケールをもった存在であることがこのアルバムを試聴することによって充分に理解できる。アルバム前提の構成の組み方、各楽曲の細やかなサウンド構成、さらにはフレドリカ独自のユーモラスなミュージック・エモーション。ボーカルファンならずとも一度は聴くに値するユニークな作品であった。


